すしのMRI続報 テレビ番組集録 CompacTscan
Update : 2008.06.05 (15:46:34)
Posted : 2008.06.05 (15:46:34)
さて、先日練習したにぎり寿司のMRI、はやくも実力を試すときがきました。銀座の有名すし店と、老舗すしロボットとの対決を、イメージングにより解析するというもの。両者18gにぴったり調整された通称シャリダマをトレーにのせて、高速勾配エコーの3D撮像。結果は、7月6日夜9時からの番組内で、テレビ朝日系で放映される予定。おそらく30秒から1分くらいの場面ですが、興味のある方はどうぞ。その間にいろいろとわかったことをメモしておきます。
・おいしいにぎり寿司は、空気がフンワリと入っている。すし職人のシャリダマには。。。。。。!
・食事時間に応じて、シャリダマの米の量を変えている。たとえばランチ用は多めに、夜は少なめ。
・最近のにぎり寿司は冷やさない常温近くがトレンド。手の温度が高いと米が手にひっつくとか、
だから女性は握れないとか、そういうのは過去の話、とか。
・2連休の後では、すし職人でも手に米が引っ付いてしまうらしい。毎日握ることで掌の表面に
何かしらのコーティングが持続するということなのか?
・寿司ロボは、1時間に、2500個から最高で10000個のシャリダマ作成が可能である。オプションの
装備により、お皿にのせたりする作業も可能である。
・寿司ロボの開発コンセプトとしては、すし職人を助けるというのが基本。人間が最後に入魂する
ということが味へ影響するという寿司ロボ会社のこだわり。
・寿司ロボは、衛生的、かつ安定したシャリダマを供給することが可能である。
・寿司職人の服装はなぜか、下駄と特徴のある和製エプロン(名前があるはず)である。
こんな感じでしょうか。医療機器業界では医師が花形、つまり装置は医師を助ける道具です。そんなセンスで、おいしい食を支えるすしロボットには妙に共感するところがありました。以上。